2007年10月26日
打ったらコワイ…
先日のこと、地元老舗の花火師さんである和○煙火店に見学に行く機会がありました。
で、作業場に案内してもらって最初に目に飛び込んできたのが、この花火。
パッと見、テニスボールくらいの、紙に巻かれた花火がケースにたくさん…。
2寸5分というから直径約7.58㎝。
調べてみると、テニスボールの直径が6.35~6.67㎝。
野球のボールが7.32㎝だから、どちらかというとこれに近い…。
でも、ケースにコロコロ重なり合って入っているのは、
なかなかカワイかったです (^~^)ノ
こんなのが球出しのボールかごの中にひとつ入っていると、
スリル満点!(^-^;
花火の大きさにはこの2.5号玉より小さい2号玉から、40号玉(四尺玉)という
直径120㎝、重さ400㎏という大物までいろんな大きさがあります。
この2.5号玉で85m空に上がって、約50m開花。
40号玉にいたっては、490m上がって直径500mの大きさに達するとのことです。
地元の熊野大花火大会でも最大で30号玉(三尺玉)を打ち上げずに海上の無人の筏の上で爆発させるんですから、四尺玉が空に上がるってどんなんでしょうね?(^◇^;)
一度は見てみたいものです。
この2.5号玉、「玉皮」(たまがわ)という半球状の紙で作ったものをふたつ合わせて
作ります。
下部の玉皮には導火線を刺して上下の玉皮の内部にまず1層、星を並べ、
遮断紙をおいて中に割火薬をぎっしり詰めます。
上下完成したら、両手にもって二つの半皮をパカッっと合わせて貼り合わせ、完成!
導火線は1秒/1㎝で進むので、3㎝の導火線なら3秒後に開花!となります。
今作っているのは、来年の受注見込み用とのこと。
この花火、小さい花火玉なのでスターマインとか、近距離の花火に使ったり
するそうですが、
なんと、前に記事にした「彩色千輪」は、この花火が30個入った花火を
一斉に15発打ち上げるんだそうです。計450発!
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この画像は「きーぼー」さんという方の作品です。
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Rally/6439/
よければ動画も。「海坊主」さんという方の作品。
「熊野大花火裏サイト」というHPにありました。
http://cfp.sakura.ne.jp/hanabi/welcome/photo/memorial3.html
小さいと言っても一度に450発が花開くんですから、スゴイわけですよね。
できあがった花火の乾燥場に行くと、写真のようにきれいに干してありました。
小さな2号玉からスイカ大のまで…。
今度皆さんに、ひとり一個ずつ、お土産ぇ~…♪
…って、貰っても困りますよね?(^_^;バクダン?