2006年05月30日
足をださないで?
みなさんはダブルスで自分のパートナーがリターンの場合に、相手がサービスの体勢に入ったとき、サーバーの集中力を乱すためにサービスラインの内側で故意に動いたり、センターラインに近寄ったりすることってありますか?
昨日あった地元のクラブ対抗団体戦準決勝、時刻は7時をまわってナイター状態。私は男子ダブルスに出場していたのですが、勝敗のポイントがかかっていて試合は白熱し、接戦になりました。
相手ペアには初出場の20代の男性がいました。
(こちらのチームの平均年齢46歳、汗)
ところが彼は、こちらのサービスの場面でやたらと自コートのセンターラインに近寄ってきて、サーバーがトスアップしかけているというのにラインを越えて“足”を踏み出してくるのです。
ま、序盤、中盤、こちらも元気なうちは「ふん、ちょこざいな!」と無視していたのですが、試合も終盤にさしかかり、ゲームカウント5-5で私にサービスの番が回ってきました。
”ノミの心臓”。
私は、いつものことですが、試合になると1セットを通じて安定したメンタリティを保つことができないのです。いらんことを色々考え始めてペースを崩します。そのきっかけになるのが大体においてサービスです。
このときも、ダブルフォールトと、ファーストボレーのミスで0-30。疲労も追い打ちをかけ、かなりナーバスな状態になっていました。
そこに、“足”。
私はひととき無言で彼を見つめました。
すぐに状況を読みとった私のパートナーが
「ちょっとそれはルール違反かどうかはわかんないけど、まずいんじゃない?」
とクレームをつけました。私も
「自分のサイド内で動くのなら僕だってやることはあるけど、今打ち込もうとしている四角い枠の中に、センターラインを越えて足を踏み出してくるのはやりすぎだと思うよ。」
と言ってしまいました。
しーんとするコートの外。
コートの中の4人は真剣そのものでゲームをしていましたが、コートの外の両クラブのメンバーやらギャラリーはほとんどが顔なじみで、両ペアのポイントに一喜一憂しながらも、むしろなごやかに観戦しているといった雰囲気でした。
それにすっかり水をさしてしまいました。
険悪になったわけではないのですが、その後ギャラリーは、しばらくみんなでけんけんがくがく、賛否両論ざわざわしていました。
クレームをつけるならもっと早くから言っておけばよかったのですが…。
大体、こんな場合はクレームをつけた方がよけい集中力を乱すわけで、案の定次の2ポイントもダブルフォールトを犯してゲームを失い、そのまま流れは向こうへ…。
他のメンバーに申し訳ないことになってしまいました。
ルールブックはまだ調べてないし、あってもコードバイオレーションに触れる程度かなあ、なんて思います。
考えてみれば、彼が以前居たところのテニス環境では普通のことだったのかもしれません。
それにしてもっ!
何よりも不甲斐ないのは私のサービス!
よーし!今年は残りシーズン、セカンドサービスの徹底強化じゃ!
(え?ファーストサービスを入れろって?いや、ごもっとも。)