2007年06月24日
芝のヒーローとは?
もうすぐウィンブルドン♪
今年の男子シングルスはフェデラーがボルグ以来の5連覇を達成するか?
という話題が中心です。
ただ、惜しむらくはボルグの時と違って
フェデラーと芝で互角に戦える選手が今、いないのでは?
ということ。
強すぎるんですよね。(^_^;
そう…。
あの1980年、ボルグが5連覇を果たした時にはマッケンローという
宿敵がいました。
で、思い出すのが学生寮の部屋のこと。
大学に入ってテニス部に入部、
放課後の練習(ボール拾い(^-^;)と、
壁打ちに明け暮れしていたあの頃、
初めてプロの試合を観たのが白黒テレビ(^-^;の全英オープンでした。
「スゴイ!面白い!」
なんという二人のテニスのコントラスト!
ボルグは精密機械のよう、マッケンローはアクロバットを見るようでした。
そして、あくまでクールなボルグ、感情をむき出しにするマッケンロー…。
ちょうど、前期の定期試験の真っ最中にあたっていて、
本当はテレビどころではなかったんですが、
汗をかきかき、スイッチを点けては消ししながら、
結局最後まで観てしまいました。(^_^;
考えてみると…
あまりに強すぎるヒーローは飽きられる。
かつてレンドルが、ナブラチロワが、グラフがそうだったように、
テニスがいくらすばらしくても、
圧倒的な強さは「勝敗」という試合の本質への興味をなくしてしまう。
全仏での敗戦は、今のフェデラーにとって、
むしろ幸せだったかもしれません。
(無理があるかなぁ…(^-^;)
ヒーローはいつも宿命のライバルがいてこそ、
ヒーローになれる。
ヒーローは窮地をしのいで、
最後は起死回生の一撃で相手をねじ伏せる。
フェデラーを真のヒーローたらしめるものは、
新しい芝のライバルの出現だと考えます。
なんといっても、ウィンブルドン!
ナダルよりむしろ、若手の中から大ブレイクして
フェデラーと肩を並べる選手が出てきて欲しい…。
できれば、新しいタイプの。
そのとき、フェデラーはもっと輝きを増すと思います。
そして、マッケンローがそうだったように、
次のヒーローの座はその若い彼のものかもしれません。
思うに、移り気なテニスファン…。
そろそろ次のヒーローが出てくるのを
期待し始めているような気配を感じるのですが…。
勝手な妄想かなぁ?(^-^;