2006年08月23日
熊野大花火無事終了!
花火から帰ってきました。
毎年8月17日と決まっている熊野大花火ですが、今年は台風の高波のせいで、22日の今日まで延期になっていました。
人口たった2万人の熊野市の人口が、毎年この日だけは、5倍近くに膨れあがります。
なにせ、前は海、後ろは山、という狭くて交通の便の悪い土地なので、この日は大渋滞!
街には人があふれ、炎天下では行き場のない人たちがスーパーの通路に座り込む始末です。
今日なんかは、夕方からの土砂降りの大雨に加えて、雷がガンガン落ち始め、海岸で場所取りをして坐っている人たちは、きっと命がけだったと思います。
それでも、毎年海岸の浜が人で埋まります。
だって、スゴイんです。この花火大会。
花火の数では、もちろんPLや長良川なんかには全然かなわないと思います。
でも、ロケーションがとても良いのです。
背後を山に囲まれ、左前方には湾になった先に鬼ヶ城と呼ばれる凸凹の岩場の磯があり、前方に向かってバックに邪魔なもののない海のステージで花火は開き、また、その音は山に反射して数倍の迫力で迫ってきます。
海の上の2つの大きな台船と、鬼ヶ城の磯の岩場から、交互に、時には同時に打ち上げられる沢山の花火…。
今年はキティちゃんや、
ちゃんと写せなかったんですが、ドラエモン、スマイルくん?、ハートマークや色んなお魚など、色んなパフォーマンスもありました。
でも、圧巻は、海上のいかだにくくりつけられて、いかだもろとも吹き飛ぶ3尺玉(重さ250㎏、直径600メートルに広がる)の海上自爆。
画像ではもう、しぼみかけていますが。笑。
毎年、アナウンスの女性がカウントダウンを会場の人たちに強要するのですが、一度としてゼロで爆発したためしがなく、いつでも会場全体、大爆笑!となります。
そしてフィナーレを飾る、鬼ヶ城大仕掛。
延々15分間にわたり打ち上げ、地爆を繰り返し、最後の岩場での地爆では、その爆風と轟音で髪の毛は逆立ち、身体は震えます。
今年は最後の、大爆発で、花火がふた筋ほど観客席に飛び込んできましたが、大丈夫だったかなあ~。汗。
毎年のことですが、本当に小さい頃から、この日だけは、
どうしても気が高ぶってしまいます。
三百年以上の歴史を誇るこの花火大会、
初精霊の供養のために始まりました。
先日101歳で亡くなった祖母も、
空の上から見ているような気がしました。